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健康で1年を元気に過ごすために―

社会

公開:2020年1月1日

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 令和となり初めての正月。新たな時代を楽しく元気に過ごすために、大切なのは「健康づくり」。今回の特集では、地域医療の中核を担う一般社団法人厚木医師会の馬嶋順子会長に同会の取組とともに、健康づくりのポイントなどを聞いた。

かかりつけ医を持ち、すぐに相談できる体制を厚木医師会 馬嶋会長インタビュー

【1】厚木医師会は2019年、どんな事業に取組まれてきたのでしょうか。

 厚木医師会の昨年の大きな事業としては、「三師会災害時医療検討会」と「地域包括ケアシステム構築のための在宅医療の会」がありました。2つの会とも、医師会だけの検討会でなく、「三師会災害時医療検討会」は、厚木歯科医師会、厚木薬剤師会、厚木市民健康部・危機管理課と、「在宅医療の会」では、厚木市、救急医療を担う病院、回復期を担う病院、高齢者施設に、現状と課題に関して講演していただきました。多職種の方々に加わっていただき、視点が広がり深い議論が行われています。

 さらに、医療フェスティバルは「スポーツ」をテーマに開催しました。特別講演に、ラグビーワールドカップ日本代表チームドクターの高森草平氏、神奈川リハビリテーション病院勤務で、北京パラリンピックオフィシャル修理技術員の村田知之氏をお招きしました。高森氏は、「ラグビーは一番前にいる選手は前だけを見ていれば良い。くり返す小さな成功体験が自信やプライドに繋がる」。村田氏は、「障がい者スポーツは、道具やルールを工夫する事で誰もが楽しむ事が出来る。見る事も参加することになる」。前向きに生きる事、エネルギーをいただく講演会が開催できました。

【2】今年はオリンピック・パラリンピックなどで「スポーツ」「健康」が注目される1年となります。健康づくりのポイントは何でしょうか。

 健康長寿を実現するために、中年期以降の運動推進が多く取り上げられています。しかし、子どもの体力低下、20〜30代のスポーツ離れも忘れてはなりません。運動の効果は、健康的な体型の維持、肥満・高血圧や糖尿病などの生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防、心肺機能の向上、血行促進による肩こり・冷えの改善等が挙げられます。

 2013年に厚労省が発表した「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」などでは、『今より10分多く、毎日体を動かしてみませんか』とあります。忙しく、時間に追われると体を動かすことを忘れがちになってしまいますが、心がけて体を動かすようにしてはいかがでしょうか。憧れていたスポーツにチャレンジするのも良いと思います。

 また、健康を保つ秘訣の1つ、毎年の特定健診・がん検診を受けることをお勧めします。体の定期点検、そしてかかりつけ医を持ち、体調が優れないときは、すぐ相談できる体制を自分で作る事も必要です。

【3】医療連携の現状を教えてください。

 厚愛地区は医療の連携は良好です。在宅医療に関しても、多くの医師が関わっています。病院は急性期、回復期、慢性期と機能が分かれていますが、それぞれの連携が良好です。厚木には高度急性期を担う病院はありませんが、急性期医療に関しては、自己完結率(自分の住んでいる地域にある病院で治療を受ける事が出来る割合)が、非常に高い地域となっています。

【4】可能な限り住み慣れた地域で生活を送ることを掲げた地域包括ケアシステム。厚木医師会として、現状の取組みなどを教えてください。

 厚労省では、2025年までに「地域包括ケアシステム」の構築を目指しています。厚木市では、住まいを中心に医療や介護、介護予防、生活支援のサービスを一体的に受けられ、高齢者や障がい者、子ども、女性など、誰もが住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができる「地域包括ケア社会の実現」をめざしています。厚木医師会では、在宅医療相談室「ルリアン」を2018年4月、厚木市・愛川町・清川村の委託を受け開設しました。在宅医の相談だけでなく、訪問看護、訪問リハビリテーション、訪問栄養指導、小児在宅移管のご相談をお受けしています。

【5】今年の厚木医師会の主な取組みを教えてください。

 現在、取組んでいる事業(右表参照)は、地域包括ケア社会の実現、災害対策、特定健診・がん検診の受診率の向上等があります。そして、風疹5期の受診率の向上に努めたいと考えています。

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