▽「県央いずみ会に関わる人全員に感謝したい。ほぼ同じ時を過ごしてきた海老沢とのダブル受賞はひとしおです」とはにかむ。子ども・保護者・職員の潤滑油となることを意識してやってきた。「大変なこともあったが、続けてよかった。賞に恥じないようにこれからもやっていかないと」と、引き締める。
▽もともと表現をすることが好きで、絵本の朗読やリトミックなどで子どもに携わりたいと、保育士の道に進んだ。子どもたちの笑顔を見たり、歌声を聴くことが心地よくどんどん子どもたちを好きになっていった。「子どもたちは今も昔も変わらず、何にでも興味をもち成長する力を持っている。大人たちが子どもの限界を決めず、一歩先を目指した保育を行うことが重要」と熱い。
▽３姉妹の長女だが、「長女が一番しっかりしてなかった」と笑う。学生時代は演劇部。現在は、ご主人と娘と厚木市妻田に暮らす。子育てでも「決めつけた言い方をしないように心掛けた」という。「両親がサポートしてくれたので、仕事を辞めることなく子育てと両立できた。本当に感謝している」。
▽現在は、子どもたちに直接触れ合う場面が減っているそうだが、「できるだけ中に入っていくとともに、先生たちのやりやすい環境づくりにも携わっていきたい」と自身の立場を理解する。今後も子どもたちにいつも伝えている言葉「自分に負けない気持ち。困った時には周りをみる」を実践していく。
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