1月27日に開館1周年を迎えるあつぎ郷土博物館(厚木市下川入)。オープンからの来館者数は4万人を超え、当初の想定を上回った。同館を管理する市文化財保護課の増田裕彦課長は「今後も講座や体験学習を充実させ、毎回発見があるようないつも新鮮な博物館にしたい」と話す。
「予想を大きく上回った」
あつぎ郷土博物館は、2018年に閉館した厚木市郷土資料館を引き継ぐ施設として昨年オープン。空調管理など展示環境が格段に良くなり、収蔵能力も向上した。
博物館ではオープンからこれまでに、特別展示を1回、企画展示を4回実施。今年度は企画展示に2万1223人(1月16日現在)が訪れている。昨年のオープン前には、「中心市街地からも遠く、来館する人が少ないのではないか」と立地を心配する声もあった。しかし、オープンからの来館者数は4万1578人(同)、出前講座などを含めた利用者数は4万2483人(同)。増田課長は「開館前の想定では約2〜3万人と予想していたので、予想を大きく上回った」と話す。想定を上回った要因としては、「1年目ということで真新しさもあったし、多くの講座・講演を企画し、興味を持ってもらえた。博物館の隣に公園もあるので子連れにも多く来館してもらえた」と分析する。
同館が力を入れる講座・講演。人気の講座があった日には、予想以上の来館者に駐車場が満車で入れなくなることもあり、昨年の夏には急遽、博物館北側に40台分の駐車スペースを増設した。
これまでに実施した講座・講演は147回で、延べ2606人が受講している。学校関連の講座は、小学校を中心に30回以上実施しており、同館では「今後も面白い講座講演を企画していきたい」と話す。
1周年記念企画多数予定
同館では開館1周年を記念した企画を多数実施。1月26日(日)は同館で初となる相模里神楽の公演が行われる。その他にも、三田小学校のグラウンド整備に伴う発掘調査で見つかった土器などを展示した「あつぎの遺跡展 縄文ムラ発見!」(企画展示室・2月11日まで)、「開館1周年のあゆみ」と題した写真パネルの展示(ホール・1月26日から3月31日)、植物の模型を多数展示する特別展示「あつぎの花咲く植物の世界」(企画展示室・2月22日から3月22日)も行われる。
展示の詳細、問合せは同館【電話】046・225・2515へ。
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