厚木北児童館(厚木市元町9の5)の移転、再整備に向け、厚木市は移転先を厚木郷土資料館跡地(同寿町3の15の26)で進める基本方針(案)を1月に発表した。市青少年課では、「子どもたちが安心、安全で楽しく放課後、休日を過ごせる居場所となる施設にしたい」と話す。
厚木北児童館は、1983(昭和58)年に厚木北公民館に併設する形で建てられた。敷地面積は約800平方メートル、延床面積は325・09平方メートル。利用者は年間で約1万4886人(ここ5年間の平均)で、市内でも利用者の多い児童館だ。
同施設に面する県道43号は、車両の通行が多く、歩道が整備されていない。これまでに利用者の交通事故は発生していないものの、児童の安全を危惧する声が地元から出ていた。さらに、築36年の施設の老朽化も懸念されており、市は児童館運営委員会や地域の自治会に意見を募りながら計画をまとめていった。
5つの候補から決定
市では、再整備に向け、5つの移転候補地─【1】郷土資料館跡地、【2】厚木小学校敷地内、【3】寿町3丁目公用車駐車場(職業安定所横公用車駐車場)、【4】厚木中央公園、【5】寿町1丁目用地(小江戸広場)─を比較検討。その結果、交通量の多い道路に面していないことや、厚木小学校に隣接し利便性が高いことなどから、郷土資料館跡地で再整備の検討を進めていくことに決めた。
基本方針(案)では、【1】子育て環境、【2】利便性、【3】環境、【4】防災の4点に配慮した、地域に愛される施設をめざすとしている。移転先の郷土資料館跡地の敷地面積は1711・67平方メートルで、児童館としての必要面積は約700平方メートル。残りの約1000平方メートルは、今後の社会情勢等のニーズに対応できるよう、暫定的に児童の遊び場にするという。
また、建物については、地域住民などで組織される厚木北児童館建設委員会と調整しながら、利用者でもある児童からの意見を募り、進めていくという。
今後については、2020年度までに、郷土資料館の解体工事を終え、21年度から児童館の新築工事、22年度の完成というスケジュールを組む。
また、1975年に完成し、同じく老朽化が懸念される厚木北公民館も、再整備が決まっており、市社会教育課の担当者は、「スケジュールなど、具体的なことはまだ決まっていないが、建て替えに向けた取り組みを進めている段階」と話す。
パブコメ3月4日まで
現在、市では3月4日(水)まで、同基本方針(案)についてのパブリックコメントを実施し、広く意見を求めている。資料の入手、閲覧は、厚木市役所本庁舎1階の市政情報コーナー、各地区市民センター(公民館)などで可能。市ホームページからも確認できる。集められた意見は、厚木北児童館の再整備の参考にされ、集計後に発表される予定。
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