厚木・愛川・清川版 掲載号:2020年2月14日号 エリアトップへ

アミューあつぎで亡き妻を追悼する初の陶画・陶芸個展を開催している 谷 秀次郎さん 厚木市森の里在住 75歳

掲載号:2020年2月14日号

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「妻に感謝 周りに感謝」

 ○…2月18日(火)までアミューあつぎのアートギャラリーで、陶画(陶磁器の上絵付)等の作品展を開催中。3年前に病で亡くなった夫人の追悼展として、個人としては初の展示となる。夫人の勧めで陶画を始め、作品作りほか何から何までサポートしてくれた。「同志みたいにやってきたから。寂しいですよ」とポツリ。いなくなったことが受け入れられず、ふっきれない日々。何かやらなければと思い、2年の準備を重ねてきた。

 ○…名古屋で生まれ、祖父の代から陶画を家業としていたが、父の代で廃業。自身は、トヨタやセントラル自動車で設計の仕事に従事したが、勇退後は個人デザイン事務所を設立した。その頃夫人から、「せっかく陶画の技術も道具もあるのだから、趣味として広げたら?」と言われ同意。サークルを立ち上げた。「上絵付は欧州では貴族の趣味として定着。日本では職人的イメージがあるが、実は気軽に始められ、手書きのたった一つの作品なので達成感はこの上ない」と強調する。

 ○…森の里に暮らして約25年。同じマンションに息子夫婦と孫が住み、毎日のように孫と一緒に食事ができることで、だいぶ気がまぎれるという。学生時代からこれまでスポーツや趣味など何一つ長続きしなかったが、陶画だけは続いている。「それも妻のおかげ」と作品に没頭する。

 ○…展示中の作品は、夫人から受けたインスピレーションやイメージを具現化したという。「多くの方に妻を思い浮かべていただき、しのぶ会のような形にできたら」。今は息子さんやサークルの仲間が夫人の代わりに手伝ってくれるという。「元気でないと作品への意欲も湧かない。健康に留意して、今後はライフワークとして孫の成長過程を残していきたい」

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