(PR)
専門医にきく【3】 今は手紙と電話で「思い」を伝えて 3つの密を避けてクラスター(集団)発生の予防を
▼先週に引き続き、新型コロナ対策についてお伺いします。先週頃から、「3つの重なり」、クラスター(集団)発生の阻止、とか聞きますがどういう事でしょう。何か変わったのでしょうか。
はい、これまで日本での新型コロナ感染者が周りにどのくらい感染させているかの調査から新しいことが判ってきました。良いニュースは、コロナウイルスの感染力は条件によっては、インフルエンザよりも弱い。8割の感染者が誰にもウイルスを移していないし、人に移した1割の人も同居人や家族の数人に限定されている。これが、インフルエンザなら、もっと職場・満員電車・学校で広がるはずなのにそうなっていない。生活環境を選べば、新型コロナは終息するはずなのです。でも実際は、じわじわとくすぶり続けている。なぜか、それがクラスター(集団)発生と「3つの重なり」です。
▼新型コロナの感染力が強くなる環境があるという事ですか?
はい、先の調査で、1人の人が9人〜12人に感染させてしまった場所があったのです。これがクラスター(集団)発生です。9割の感染者がウイルスを広げていないのにこれでは台無しです。クラスター(集団)発生が起きた場所は、屋形船、ライブハウス、スポーツジム、病院、そして社会福祉施設、この場所に共通する要素が、【1】換気の悪い密閉空間、【2】多数が集まる密集場所、【3】間近で会話や発声する密接場所、の3つ要素が重なる場所だったのです。
▼やはり、風邪症状で医療機関に飛び込まない、換気の悪い人の密集する場所に入らない事、手洗い慣行ですね。他に何か注意点は?
3つの要素が重なる場所に「自分」が、新型コロナを持ち込まないという意識です。今、神奈川、兵庫、愛知の社会福祉施設でクラスター(集団)発生しています。特に高齢者福祉施設でクラスター(集団)発生が起きると、多くの人が重症化し地域の医療崩壊に繋がります。軽い風邪症状の人でも施設内にウイルスを持ち込む可能性がある。おじいちゃんおばあちゃんに会いたくても、直接面会は避けて、電話や手紙で気持ちを伝えましょう。
▼クラスター(集団)発生は、厚木地区だけで抑えられますか?
隣接する地域や海外にクラスター(集団)発生があるかぎり世界の地域と人が行き来する厚木地区に火の粉が舞い降りることは当分、防げません。しかし、この地域が、火の粉を火事にしない意識と行動をとり続ければ、クラスター(集団)発生の連鎖はこの地域で起きない。この地域で起きなければ、更にとなりの地域に波及することを抑えられる。これまで、厚木地区は皆さんの高い意識と努力でクラスター(集団)発生を阻止してきました。皆さんとの協力で、この地域を安全・安心な地域にすることが必ずできるのです。
※詳しくは今後、各市町村のホームぺージをご覧ください。
【取材協力】厚木医師会公衆衛生担当・神奈川県医師会公衆衛生委員会副委員長・日本渡航医学会専門医 内山順造医師
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
4月19日