▽今年4月に10周年を迎えた傾聴ボランティアグループぴあ(瀧本剛代表)が、10周年を記念して手作りの歌集を制作した。同グループは、厚木市社会福祉協議会が主催する「傾聴ボランティア講座」の受講生を中心に約25人でスタート。傾聴とは、耳を傾けて熱心に聴くことで、会員らは現在、介護老人保健施設やグループホームなど、市内の高齢者施設を中心に、高齢者の話に耳を傾けている。
▽今回の歌集制作は、グループの10周年を見据えて、2年半前から始まった。記念になり、形に残るものを作りたいと会員でアイデアを出し合った結果、歌集を作ることになった。活動をする際に歌は、高齢者との距離を縮めるツールの1つでもあり、「歌集はきっかけづくりになる」と副代表の橋本美重子さん。できあがった歌集は会員7人によるお手製。耳に馴染みのある童謡、民謡、昔の流行歌、音頭など、52の歌詞を1ページごとに掲載した。「民謡などは、全国各地のものを載せるなど考えた。作っている時は歌いながら楽しくできた」と橋本さんは振り返る。
▽今回の歌集制作は、コツコツ貯めてきた会費と厚木市社会福祉協議会からの助成金を使った。さらに、匿名で社協を通して同団体に寄付があり、それが大きな助けになったと瀧本代表は言う。「立派な歌集を作れたのも寄付のおかげ。全員が感謝をしていて、実際に感謝をお伝えしたいけれど」と思いを話す。10周年を経て瀧本代表は、「次は15周年。元気に活動していきたいね」と意気込む。
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