厚木市と一般社団法人厚木医師会が連携して、神奈川県総合防災センター(厚木市下津古久)内に厚木医師会地域外来・検査センター「厚木PCR検査センター」を5月1日に開設した。早期に患者を把握することで感染拡大阻止につなげる。=5月12日起稿
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るうなか、厚木保健福祉事務所管内の帰国者・接触者外来を設置する医療機関の負担を軽減し、地域の検査体制を強化するために今回の設置となった。県内では、すでに横須賀市や藤沢市、大和市などが開設している。
厚木市のPCR検査センターでは、新型コロナウイルス感染症の疑いのある人をドライブスルー方式で検査する。検査を受ける人が自家用車で来場し、乗車したまま検査を受け退場できるので、室内で行う検査に比べ、ある程度効率よく検査が行えるメリットがある。
センターでPCR検査を受けられるのは、厚木医師会が管轄する厚木市、愛川町、清川村の在住者で、同会に加盟する医療機関で受診し、医師から検査が必要と診断された人。本人または家族等の運転で来場できる人に限る。直接センターに行っても検査できない。
開設は火、木、日曜の午後1時30分から3時まで。検査は1日20人程度。新型コロナウイルス感染症が終息するまで、当面の間は開設される。
3日間で13件
PCRセンターの検査初日となった5月4日の検査件数は2件、7日は7件、10日は4件だった。実際にセンターでの検査は、厚木医師会の担当理事の講習を受けた、医師と看護師が行っている。同会の馬嶋順子会長は「検査者、検査を受ける方が、検査場で感染することはあってはならないので、感染防御を徹底して行っています。防護具を着用しての作業は、想像以上に負担が大きいですが、検査に臨む会員の先生方は医師としての使命感、責任を持って臨んでいます」と話す。さらに、「5月10日時点での厚木市での感染者発生は18人、愛川町は7人で、最近は、ほぼ濃厚接触者の発生のみです。まだ流行拡大地域とは考えられず、PCR検査場の開設で、感染者発生を早期に気付き感染拡大阻止に結びつけたいと考えます。新型コロナウイルス感染症が疑われた時には、すぐにかかりつけ医にご相談ください」と呼びかける。
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