愛川町消防本部の67人を束ねる舵取り役就任に「小さな町ですが、権限は大きい。責任の重さを痛感しますね」と背筋を伸ばす。
近年の愛川町は火災件数が減少傾向にあり、2019年の火災件数は過去最少の7件だった。「住宅素材の耐火性向上に加え、住宅用火災警報器の普及など皆様の防火意識の高さによるところも大きい」とうなづく。
一方で増加を続けているのが救急出動件数だ。「町消防では現在3台の救急車両を運用し、近隣他市との連携体制も作っていますが、皆様には救急車の適正運用のご協力を引き続きお願いしたい」と話す。
川崎市で生まれ、小学生の頃に愛川町へ。一度は自動車関連会社のサラリーマンを務めたが、消防団時代に県の消防操法大会で小型ポンプの部1位を獲得。その後、町消防本部に欠員が出たことで声を掛けられた。これまでに消防、救助、救急と、様々な現場で職務にあたってきた。「火災や災害の現場では、時に仲間に命を預けることもあります。そんな職場にあって、自分は本当に仲間に恵まれてきたと思います」と、目を細めて振り返る。「今年は私が入職してちょうど30年。節目のタイミングで消防長に就任したことは、縁を感じますね」と笑う。
張り詰めた気持ちを癒すのは、趣味の家庭菜園。知人の土地管理をするうちに、いつの間にか年間十数種の野菜を作るようになった。「一人になって空っぽになれる。いい気分転換です」と満面の笑み。
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