新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の延長を受け、厚木市内の大学と専門学校では、オンライン授業を開始するなど様々な対応をとっている。本紙では各校を取材した。 【5月20日起稿】
■神奈川工科大学
神奈川工科大学(厚木市下荻野)では、5月11日から全授業をオンラインで実施している。主な手法としてライブ双方向型、オンデマンド型、電子資料活用型の3つを活用。講義の特徴に合わせ、選択または組み合わせて行っている。
緊急事態宣言が解除された場合も、オンライン授業を継続的に行う予定。5月31日まで学内への入校は禁止されているが、立ち入りが可能になった場合、ソーシャル距離を保つ席間隔で授業ができるよう準備もしているという。
■松蔭大学
松蔭大学(森の里若宮)でも、5月11日からGoogle classroomなどを活用してオンライン授業を開始。初めてのオンライン授業に、「当初学生からは問合せや質問などが寄せられたが、現在はスムーズに授業が行われている」と同大。
宣言解除後は通常通りの対面式で授業を行う予定だが、状況をみて判断していく。また、学生には登校しないよう指導しているため通学しておらず、部活やサークルなどの課外活動も自粛中。
■東京工芸大学
東京工芸大学厚木キャンパス(飯山)でも5月11日から当面の間、G Suite for Educationの利用を中心とした動画などのオンライン授業を実施。「学生はネットに慣れているため、比較的問題なく対応している。教員に対しては、マニュアルを充実させたため順調に進んでいる」と同大。
宣言解除後は、オンライン授業を継続する予定とし、オンラインでは対応できない実験等の授業は、少数での分散登校を検討しているという。
■東京農業大学
東京農業大学厚木キャンパス(船子)でも5月11日から前期授業(7月31日まで)を、インターネットを活用して在宅で受講する「遠隔授業」を実施している。5月中は在宅学習用教材の配信による授業を、6月からは双方向のリアルタイム通信による授業を行う。
宣言解除後は、キャンパス内への入校条件を緩和して教育と研究を再開し、平常状態に移行することを目的に検討した「警戒のカテゴリー」と教員と学生の「行動指針」に基づく。
■湘北短期大学
湘北短期大学(温水)では、5月13日からビデオ会議システムZOOMを活用したオンライン授業を開始。オンライン授業への移行に際し、パソコンが自宅にない学生には貸与して対応した。
宣言解除後は、「対面を主にオンラインで補完」や「オンラインを主に対面で補完」など、4パターンで検討していく。同大では「6月以降は、オンライン授業に対面の授業をミックスして、最適の授業が提供できるよう、教職員が一丸となって対応していきたい」とした。
■厚木看護専門学校
厚木看護専門学校(松枝)では、4月17日からすべての科目でオンライン授業をスタート。双方向型授業を主とし、技術教育はデモンストレーションをオンデマンド型で配信している。また、5月31日まで登校禁止の予定で、病院等実習も中止しているという。
宣言の解除後は、分散登校とオンライン授業を併用し、3密を避け感染拡大防止を継続する。4、5月の行事は中止となったが、6月以降はオンラインで対応可能な行事は開催を予定。
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