毎年夏に厚木市の宿愛甲商工振興会(浅井幸一会長)を中心に開催されている『愛甲三郎納涼祭り』。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止対策のために残念ながら中止になったが、その祭りに名を冠している愛甲三郎の館跡を訪ねた。
資料によると、愛甲(あいこう)氏は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて、武蔵国や相模国で大きな勢力を持っていた武蔵横山党の一族。平安時代末期に、弓の名手だった三郎季隆(すえたか)が愛甲庄に進出し一帯を領した。そして初めて愛甲氏を名乗ったのだという。
三郎季隆は、“弓を取っては天下の名手”と謳われ源頼朝に仕え、毎年の御弓始めの行事に参加。頼朝の子である頼家の弓の師範としても活躍した。
愛甲氏の館跡は、現在の上愛甲自治会館(厚木市愛甲298)付近と伝えられていて、明治の頃までは「から堀」が、東・南・西側に掘られていたという。
付近には、「御屋敷添(おやしきぞえ)」などの地名も残されている。
同会では、歴史上の地元の人物「愛甲三郎」を敬愛。多くの人に興味を持ってもらいたいと、四半世紀ほど前から同祭りを開始。より身近に感じてほしいと、甲冑パレードなどを行い毎年賑わいをみせている。また、商店街の店舗では同氏にちなんだ商品つくり、盛り上げに一役買っている。
※参考/あつぎ観光ナビ 愛甲三郎館跡石碑
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