神奈川県内の県立高校と県立中等教育学校は、7月13日から「通常登校」に移行。それに伴いそれまで時間短縮などがあった部活動も制限なくできるようになった。反面さまざまなコロナ対策もとっていかねばならず、種目によっても状況は異なる。市内のいくつかの高校に聞いた。
県は留意事項を提示
活動に際して県は、「各種目の中央競技団体等が作成したガイドライン等に示された練習内容や競技実施上の留意点等も踏まえ、各学校の実情に応じ、校内練習や大会参加等に当たっての必要な感染防止対策を講じること」とし、事前確認事項や活動前後および活動時の留意事項を示している。
ガイドラインを実践
全国高校野球選手権神奈川大会に替わる県高野連が開催する独自大会への出場を決めた厚木高校の野球部では、練習前に全選手らが検温し、マネージャーが記録。比較的集まって行うウォーミングアップではマスクを着用している。同部部長の天野雄司教諭は、「マスク着用での練習は暑さ慣れにもつながる」と前向きにとらえる。またドリンクは各自水筒持参に変えた。
人形浄瑠璃部が有名な厚木東高校の村越みどり校長は、個人練習を主にして行うなど、同部も含め各部とも顧問らがガイドラインに沿って工夫しながら活動を進めていると話す。特に吹奏楽部は、毎回練習後に各楽器の消毒などを行わねばならず、負担が増えたという。
メンタル面のケア代替大会参加の悩みも
村越校長によると、ほとんどの部の大会等が中止になったため、やはり3年生を中心にショックを受けた生徒が多かったという。特に自他ともに評価が高かった部の部員らの心のダメージは大きく、同校では、教諭らが個々に面談し寄り添い励ます等も行ったと明かす。
一方で、多くの部で代替大会等が決まっているが素直に喜べない実情もある。文化系ではオンライン開催されるイベントもあるが、参加方法など迷う部分も多いと同校長。前出の天野教諭も、「夏休み明けの開催のため、3年生は夏休み前に引退し受験に備えるというのが通例のため、参加を躊躇する生徒もいる」と指摘する。
高校時代の思い出をよいものに―。誰も経験していない課題に、学校全体で向き合う。
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