米づくり体験を通して、食と農地の大切さを知ってもらおうと10月18日、南毛利地区の田んぼで稲刈り、掛け干し乾燥作業が行われ、10組の家族が参加した。南毛利もち米づくりの会(望月千登志リーダー)の主催。
南毛利地区には、温水・長谷水田耕地等が広がり、地域住民らは四季を通して田植えから稲刈りといった風景を見ることができる環境がある一方で、大多数が非農家。そこで近隣の人たちに米づくりを体験してもらいたいと体験会を企画し、今年が15年目となる。
JAあつぎから提供された苗を使い6月に予定していた田植えは、コロナの影響で役員関係者のみで実施。今回の稲刈りから地元家族らが参加した。コロナ対策として密を避けるため、最初に大人が大雑把に稲を刈り、その後残った稲を子どもたちが刈っていった。作業時間を短縮できたため、子どもたちは集中して楽しそうに取り組んでいた。望月リーダーは「無事に実施できてよかった。コロナ禍で不安だったが、工夫すればできるということを確信した」と話す。
今後同じメンバーで今月末に脱穀し、精米(地区内の営農集団に依頼)。11月下旬にできた米を使った餅つき会を催し、参加者で食べて収穫を祝う。
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