清川村教育委員会が災害に備え、10月に村内の園児・児童・生徒に防災グッズの「エマージェンシー・ボトル」を配布した。
これは、昨年10月の台風第19号で村内が大きな被害を受けたことから、災害対策を強化する目的で実施された。
配布されたエマージェンシー・ボトルは、容器のなかにLEDライト、レインポンチョ、アルミブランケット、ホイッスル、カラビナキーホルダーが入っており、容器は水筒代わりにもできる。
配布されたのは村立の幼稚園、小学校、中学校で合計229人分。既に各校・園で保管されており、万が一の災害時には個別に配布される。事業費用は約13万円。
被害の爪痕は今も残る
昨年の台風19号では、村内でも3カ所の避難所が開設され100人以上が避難。停電や導水管の損傷による断水、土砂崩れによる通行止めなど被害が発生し、清川村と秦野市を結ぶ県道70号では今も一部通行止めが続いている。
同委員会学校教育課では「昨年の台風19号では、とても多くの方が避難されました。避難所では住民用の備蓄をしていますが、子どもたちが家に帰れなくなることなども想定し、備えとしてエマージェンシー・ボトルを配布しました」と経緯を語る。
村では、災害避難所のほか、各学校などでも食料や水などを備蓄しているが、停電時に備えたLEDライトや保温効果のあるアルミブランケット、緊急を知らせるホイッスルなどを人数分揃えたことで、災害対策が強化された。同課では「もちろんこれで完璧というわけではありませんが、今回の防災グッズの配布をきっかけに、子どもたちも防災意識を高め、万が一の自然災害に備えてもらえたら」と話す。
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