▽厚木地区保護司会(土屋義行会長)が今年設立70周年を迎え、初の記念誌『70年のあゆみ―厚木地区保護司会』を発行。設立から事務局の移り変わりや年代行事と歴代メンバー、部会ごとの活動内容、更生保護制度の起こりと歩みなどが写真とともに網羅されており、貴重な歴史資料となる。
▽同会の構成地域は、厚木市、愛川町、清川村。1950年に保護司法が施行され、同年5月25日に、厚木地区保護司会の前身の愛甲地区保護司会が会員20人で設立された。当初の事務局は県高座愛甲地方事務所だった。67年からは県央福祉事務所が担当(会員28人)、以後77年に厚木市福祉部(35人)、98年に保護司会会長宅(61人)と事務局を移し、組織を拡大していった。2005年に事務局制を会の中に組み入れ、現体制となった。現在は76人の保護司がいる。
▽70年を迎える間、これまで一切周年のまとめが出来ずにいたという。土屋会長は「この70年のタイミングで整理をせずに100年を迎えたら、先人が歩んできた尊い貴重な歴史記録が今以上に消え去ってしまうのではないか」と危惧。記念誌の制作を決め、昨年記念事業実行委員会を発足。記念誌編集部会、映画上映部会を立ち上げて作業を続けてきた。記念誌は6月に完成。各地区の公民館図書館等に置いてもらうという。当初は記念式典とイベントを今年6月に厚木市文化会館で予定していたが、コロナの影響で残念ながら延期となった。
▽保護司の活動は、犯罪や非行をした人を、社会の中で立ち直り(更生)を支援するもの。過ちを犯した人に対し、立ち直りという気持ちに寄り添い、再出発を後押しすることが重要という。また、青少年の健全育成や犯罪・非行の防止のほか、社会を明るくする運動の展開など活動は多岐にわたる。土屋会長は「先人の功績に敬意を表したい。素晴らしい冊子が出来たので、多くの人が目にすることで保護司の活動にご理解をいただき、地域全体で更生保護や健全育成活動を行っていくきっかけになればうれしい」と話した。
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