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ZOOM UP 女子青年団の歩みひも解く 主婦の集まり「さねさし」が書籍

社会

公開:2020年11月27日

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厚木市(写真)、愛川町、清川村に寄贈した
厚木市(写真)、愛川町、清川村に寄贈した

 ▽市内在住者を中心とした女性自主グループ・さがみ女性史研究会「さねさし」が、愛甲郡の旧町村ごとの女子青年団の歩みを明らかにし、さらに厚木市内と愛川町在住の当時の活動家等の子孫5人からの聞き書きにより女子青年団の活動をよみがえらせた書籍『あつぎの女性―愛甲郡女子青年団のあゆみと聞き書き―』を発刊した。

 ▽同書籍は、関東大震災の翌年にあたる1924年9月発刊の『武相の若草』(神奈川県男女青年団機関誌)、32年1月発刊の『愛青』(愛甲郡男女青年団機関誌)、さらに各町村の機関誌などから女性たちの歴史をあぶり出し、県や郡の機関誌で活動していた人らの子孫からの聞き書きを加え青年団が地域の人々の暮らしや文化に深く根付いていたことが理解できる内容になっている。これまで各郡やその中の単位女子青年団までは研究が及んでないとされ、そうした観点からも貴重な資料となり得る書籍だ。

 ▽同会は1999年4月に発足。当書籍は20周年記念でもある。代表の神谷智子さんに、亀井喜美子さん、中村碩子さん、深沢かをるさんと現会員は4人。全員主婦で平均年齢は77歳という。地域女性史に興味を持ち発足。評伝作家で女性史研究家の江刺昭子さんの指導のもと、これまで2004年の『あつぎの女性20人―聞き書き集―』を皮切りに過去3冊を刊行している。当書籍完成には5年の歳月を費やした。「これまで各町村単位の資料がなかったが、今回愛川町の郷土資料館で探し当て、よりつぶさな女性たちの地域への関わり等を知ることができた。とても満足している」とメンバーは話す。

 ▽「愛甲郡女子青年団を中心に、自分たちが読んだり聞いたりした事実を後の世代に残さなければという気持ちでまとめた。多くの皆さんにぜひ読んでいただきたい」と神谷さん。厚木市、愛川町、清川村の各図書館、公民館などで閲覧できるほか、厚木市の有隣堂で取扱い。

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