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ZOOM UP 「助け合える仲間が大事」 一般社団法人 厚木ぐるっと

社会

公開:2020年12月4日

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パソコンに向かいリモートで講演する武井代表理事
パソコンに向かいリモートで講演する武井代表理事

 ▽一般社団法人厚木ぐるっとの武井主税代表理事が11月26日、静岡県沼津市で行われた高齢者の移動・外出支援セミナーにリモート出演。厚木ぐるっとが運営する回遊バス「森の里ぐるっと」の話を中心に、団体の活動や設立経緯について講演した。厚木ぐるっとには、回遊バスの仕組みや経緯を知りたいと近隣県などから数多くの視察が来ている。今回は、1月に静岡県函南町の視察を受けた縁で、セミナー出演に至ったという。講演で武井代表理事は「自分たちには何ができるのか、どんな町にしたいのかを地域ぐるみで考える。まずは始めることが大事で、問題が出たら歩きながら考える」と説くと「困った時に助け合える仲間づくりが大事」と話した。

 ▽厚木ぐるっとの前身である森の里ふぉーらむは、2002年に自治会役員経験者が自治会のサポートを目的に結成。イベント支援や庭木の剪定などのほかに、地域の課題-【1】交通問題、【2】少子高齢化対策、【3】防犯・防災対策-について取り組んでいる。講演のテーマでもあった交通問題については、当初から愛甲石田駅と森の里を繋ぐ通勤・通学バスの運行を計画。09年に厚木市市民協働提案事業制度が始まると、「森の里地域コミュニティバス事業」として採択され、11年10月から運行をスタートした。「3年間の市からの支援が終了したあとも、自主運営で現在に至る」と武井代表理事。さらに、18年からは深夜便も運行する。財源は、厚木市から委託を受ける地域内の遊歩道、公園などの草刈りと、貨物運送業者の運行管理業務で賄う。

 ▽「2〜3人で始まり、現在ぐるっとに関わるのは約50人。やっていることが広がると、周りが提案してくれたりする」と話す。その一つが交流拠点として昨年オープンしたぐるっと広場でのマスク作り。「広場ができて今まで関わりのなかった人と知り合い、コロナ禍でマスクが不足していたから3000枚を作って地域に寄付した。仲間が増えるとこんな事ができるようになる」と力強い。会場からは「自分たちでやろうというスピリットが凄い」「役員の任期を終えるとその後は関わらない人もいる中で、サポートのために結集するというのが素晴しい」などの感想が上がった。武井代表理事は「仲間の輪が広がっていったのがうまくできたポイントと思う。仲間と楽しくやるのが長続きの秘訣ですよ」と笑顔で答えた。

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