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ピンチをチャンスに枠にははまらない 株式会社相堀 代表取締役 堀越 徹さん(44)
昨年12月21日に厚木高校向いにオープンした施設『青空と大地 食の駅』に初の小売店舗を出店。水産卸業を始めて15年。新たな挑戦に乗り出した。
もともと板前だったが、なかなか安定せずに店を転々。ある時先輩の勧めで水産会社に入社する。そこで卸しを担当になりノウハウが身についた頃、なんと海外投資が裏目に出て店が倒産してしまう。ところがそれが転機に。取引していた顧客が会社がなくなったために、個人に仕事を依頼してきたのだ。「これは商売になる」。そこから会社を興すまでに成長した。
だが昨年コロナによる自粛で取引先の寿司店が休・廃業に追い込まれ注文は激減。すると今度は軽トラを買い行商に出る。「美味しい魚を食べたい人はたくさんいるはず。取引相手を一般客に替えた」。読み通り。勝機を掴む才に長けている。
そんな中、今回同じような野望を持った地元の有名な卸業者、牛肉の高橋と野菜のリンクボールと出会い、3社でタッグを組み仕掛けることに。「スーパーじゃ買えない、美味しいものをお届けします。一度食べてもらえればわかるはず」。笑顔が自信を裏付けていた。
株式会社相堀
厚木市恩名4-5-83青空と大地 食の駅内
TEL:046-223-8818
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