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厚木市消防本部 救急出動1770件の減少 新型コロナの影響と推測

社会

公開:2021年1月22日

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 厚木市、愛川町の消防本部はこのほど、2020年の火災・救急件数の速報値を発表した。厚木市、清川村の救急件数は1770件減少、火災件数は8件減少した。また、愛川町は、救急件数が185件減少、火災は2件増加した。

救急出動件数

 厚木市消防本部の20年の救急出動件数は、1万600件で、前年比1770件の減となった。14・3%の減少となったことについて、市救急救命課では「ここまで減少するのは、なかなかないことだと思う」と話す。救急出動件数の減少については、新型コロナウイルスの影響が大きいと言い、「外出自粛で社会活動が制限されたことによるけがや事故の減少、さらに、手洗いやうがい、マスクの着用など感染予防対策を行うことで、病気になるリスクが軽減されたのでは。また、感染リスクを避けるために、救急車を呼ぶのを控えたいという心理が働いたのでは」と推測する。搬送人員は9389人で昨年比1738人減。種別では急病が6702件で最も多かった。

火災件数

 火災件数は48件。前年比で8件の減少となり、50件を下回るのは1967年以来となった。種別で最も多かったのは、建物火災で32件。市警防課では減少の理由について、「新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言の影響による」と分析する。

 特に発生原因を見ると、19年は0件だったストーブが7件で最も多く、こんろも前年比+3件に。一方、19年に最も多かった放火は4件で、前年比8件減と火災発生原因に大きな変化があった。「在宅時間が増えたことが影響しているのでは」と推測する。

愛川町

 愛川町の20年の救急出動件数は2122件で前年比185件の減少。種別は急病が1427件で最も多く、搬送人員は1963人で前年比228人の減少だった。

 また、火災件数は9件。前年比で2件の増加となった。種別では建物火災が4件で最も多く、林野火災はなかった。町消防本部消防課では「近年のバーベキュー需要の増加もあり、町内では河川敷でのバーベキューの火が草木に燃え移り火事になるケースが増えている」と話し、注意を促している。

今年の救急件数

 今年に入り、1月7日に緊急事態宣言が発出されるなど、再び拡大を続けている新型コロナウイルス感染症。厚木市消防本部によると、今年の1月1日から18日までの救急出動件数は540件で、新型コロナの陽性者の搬送は39件。43件だった前年(4月〜12月)の件数に近づいている。

 愛川町では、今年の1月1日から18日までの救急出動件数は101件で、新型コロナ関係(疑い含む)の搬送は6件となっている。

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