振込め詐欺の被害を未然に防いだとして4月12日、ローソン厚木妻田西一丁目店の田爪薫さん、ローソン新厚木高校前店の奥津薫さんに押部修一厚木警察署長から感謝状が贈られた。
田爪さんは、医療費の還付金の申請書をコピー機で出したいという高齢女性を対応したところ、女性が持っていたメモに「キャッシュカード」「通帳」「住基カードの番号」などが書き留めてあったため、不審に思い店長に連絡。女性も厚木市役所の電話番号を調べ電話したところ、詐欺が発覚した。田爪さんは「今回、感謝状を頂いたことで身近に起こることだと意識が変わった」と話す。
また、奥津さんは高齢男性が35,000円分の電子マネーカードを購入しようとした際に、理由を聞いたところ「インターネットウイルスを削除をしてもらうのに必要」と答えたため詐欺を確信した。「日ごろからオーナーから詐欺の手口の教育を受けていたので確信できた」と奥津さん。過去にも同様のケースを未然に防いだことがあり、「過去の経験が生きた部分もある」と話す。
感謝状を渡した押部署長は「お客様に声をかけることは勇気のいることで大変ありがたい。今後も地域と警察が連携して抑止に努めていきたい」と話した。
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