▽厚木市温水で4月18日、「浅間山竹炭の会」のメンバーによる竹炭の窯出しと新たな竹入れ作業袋詰めが行われた。
地元の人によるとこの竹炭作りは、昔、同市飯山地内の人が飯山耕地から温水水田に取り入れる水をより良いものにしようと考え、ちょうど地区内に竹が多く茂って管理処分していたため、これを活用して竹炭を作り、それを通すことで水の浄化を図ったことから始まったという。後年、同地区にも用水路が整備され、水質等の心配がなくなったことから炭焼きはしなくなった。
▽しかし竹材は依然豊富にあるため、地元では炭焼き後継者を探していたという。10年ほど前にその話が飯山の隣りの浅間山地区に住む金子弘さんに届き、金子さんは地域の交流・親睦に役立てようと地域に呼びかけ10人ほどのメンバーで「浅間山竹炭の会」立ち上げ活動を始めた。同会のメンバーは、会社員、個人事業者、農業者などさまざま。地域内の休耕田を借りて年に数回、休日を利用して皆で和気あいあいと作業している。
▽竹炭作りは、まずドラム缶を2個並列に並べそれぞれに煙突を設置。さらに両ドラム缶上に泥を40〜50センチかぶせ釜は完成。竹は細かく割り50センチくらいにし、乾燥後釜入れをし完全に蓋をしてドラム缶の下から木材を燃やす。今回は4日の午前5時に火を入れ、終わったのが翌5日の午後6時と夜通しの作業。「特に青竹は長時間火入れしないと良質の炭にはならないと」金子さんは話す。その後十分に釜を冷ましから取り出すため、今回は18日の朝9時に取り出した。
▽専門書によると、竹炭には吸着効果があり、 昔から炭を食べることが民間療法とされていたように、炭の吸着効果は腸にたまった老廃物を吸収しそのまま体外へ排出。 そのため竹炭には腸内環境を整え、便秘改善やデトックス効果が期待できるそう。また、消臭・脱臭・空気清浄や調湿・除湿・マイナスイオン放出、水質浄化・アルカリ還元等の効果も期待でき、さまざまな場面で活用されている。
▽出来上がった炭は、毎回地域の高齢者等の施設や公民館、メンバーなどに配布。残りは市農協南毛利支所の野菜直売所で一袋200円で地域の人に販売しており、評判は上々だという。金子さんは「みんな積極的に携わってくれ、毎回楽しく取組んでいる。使った人が喜んでくれるとうれしい」と話している。
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