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厚木市森の里地区 コロナ禍でも「できること」 厚木ぐるっと 接種会場から高齢者を自宅へ

コミュニティ社会

掲載号:2021年6月18日号

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車両に乗り込む高齢者。2日間で55人を送り届けた
車両に乗り込む高齢者。2日間で55人を送り届けた

 厚木市内でも順次始まっている新型コロナウイルスのワクチン接種。厚木市森の里の地域住民を中心に組織される一般社団法人厚木ぐるっと(武井主税代表理事)では、ワクチン接種会場から歩いて帰宅する高齢者の負担を軽減しようと、5月29、30日の2日間で55人を車で自宅まで送り届けた。

運行に喜びの声

 厚木ぐるっとは、「森の里を住みやすい街、住みたい街にしたい」という想いで活動する団体。地域の無料回遊バス、交流拠点「ぐるっと広場」を運営している。昨年、新型コロナが広がると、活動が制限され「団体内でも閉塞感が漂っていた」と武井代表理事は話す。そのような中でワクチン接種が始まると、「私たちにもできることがないか」という声があがった。「森の里は坂が多く、会場の公民館まで高齢者が歩くには遠い地区もある。自分たちの車両を使って、送迎しようという話になった」と武井代表理事は振り返る。

 コロナ禍でも回遊バスは感染対策をして運行していたため、計画は順調に進んでいった。当初は送迎の予定だったが、迎えは時間通りにできない可能性があったため、会場から家までの送りのみに変更。当日は会場で高齢者に声をかけ、希望者をその都度、自宅まで送っていった。乗車した人からは「帰りは歩いて帰ろうか悩んでいたからありがたかった」など、喜ぶ声が多かった。武井代表理事も「運行してよかった。森の里に住んでてよかったと思ってもらえたら嬉しい」と話す。

地域の想いを実感

 今回の運行は、「地域の皆さんの理解と協力が支えになった」という。「雨が降った時に車を待つ場所をどう確保するのかなど不安もあったが、森の里公民館をはじめ、森の里郵便局、レストラン森の里などが協力的で非常にありがたかった。地域が力を合わせて協力しようという想いを実感できたのは、とても嬉しい」と話す。

 なお、厚木ぐるっとでは6月19日(土)、20日(日)も、送りのみ運行する予定という。
 

公民館前に受付を作り高齢者に声をかけた
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