厚木・愛川・清川版 掲載号:2021年10月1日号 エリアトップへ

設立45周年を迎えた相模国飯山白龍太鼓保存会の会長を務める 鈴木 由美さん 厚木市飯山在住 42歳

掲載号:2021年10月1日号

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太鼓がつなぐ郷土愛

 ○…コロナ禍で予定していた活動が相次いで中止となる中、今年8月に厚木市飯山地区の白龍神社例大祭で、無観客ながら2年ぶりに演奏を行なった。久しぶりに演奏できた喜びよりも、「地域の皆さんの温かいご支援を受けてこれまで活動できたんだと思いました」と、感謝の言葉を重ねた。演奏直後から、郷土に根付いた太鼓のリズムに住民らが即座に反応。友人や知人から届いた多数の応援メッセージが嬉しかった。

 ○…子供会の発表会がきっかけで小学4年で同会に入会。一糸乱れぬバチさばきで天駆ける龍を表現する音色に魅了された。「師匠」と呼んで今でも慕う先輩の教えを受けながら、躍動感あふれる白龍太鼓の演奏技術を身体に叩き込んだ。同会は現在、小学3年から50代までの30人が在籍。世代を問わず教え合う雰囲気が昔からあると言い、「教える方も教わる方も、懸命に取り組む気持ちを後世に伝えていきたい」と力を込める。

 ○…太鼓活動に理解のある夫との間に3人の子宝に恵まれ、家庭では「何事にも全力で、今を楽しもう」と諭して子育てに奮闘する。そんな子ども達は、母の背中を追って当たり前のように太鼓の道へ。指導はついつい熱が入ってしまうそうで、「ふとした時にサランラップの芯を握らせてみたりね」と笑う。

 ○…白龍太鼓は、飯山温泉郷の旅館主が地域振興を目的に根付かせた郷土芸能で、「いつまでも飯山に残したい」と思い入れは強い。長引くコロナ禍で全員が顔を揃えて練習できない状態が続いており、「不安もあるし、もどかしい」と打ち明ける。同会のモットーでもある『いつも全力!全員太鼓!』になぞらえ、「どんな時も前向きに、想いを一つに」とメンバーを思いやった。

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