厚木市は、10月1日から新たな産後ケア事業を開始した。出産後のお母さんと赤ちゃんが、体調を整え、育児の悩みや不安を解消することを目的に、市内の医療機関に滞在し、助産師等から専門的なケアやアドバイスを受けることができる。また市は、産婦健康診査の補助も新たに開始。市民が安心して子どもを育てられる環境を整え、定住の促進にもつなげていきたい考え。
新たな産後ケア事業は、市内に住む出産後5カ月未満の母子が対象。市は、産後の心身不調や、育児に関する悩みや不安がある人、産婦健康診査の結果で医師から利用を勧められた人、家族等から十分なサポートが得られない状況にある人の利用を想定している。
ケアの具体的な内容は、助産師等による母子の健康管理や生活相談、授乳方法のアドバイスや乳房ケア、赤ちゃんの発育状況の確認、抱っこや沐浴など育児方法の実技的なアドバイスなど。
夜間授乳等で疲労が蓄積しているお母さんは、滞在中、一時的に赤ちゃんを助産師等に任せ、休息を取ることもできる。
利用時間は、平日の午前10時から同日午後3時までの原則5時間。利用料は、1回2500円。利用可能な医療機関は、厚木市立病院、塩塚産婦人科、並木産婦人科の3カ所。出産時に入院した医療機関の利用が基本となるが、里帰り出産などで3カ所以外の医療機関等を利用して出産した人は、原則、市立病院を利用することになる。
市健康づくり課によると、他の自治体でもこうした産後ケア事業は実施されており、宿泊を伴う形や助産師等が訪問する形もあるが、厚木市は、母子手帳の交付時のアンケートで希望の多かったデイケアの形を採用したという。
また、最近は産後の入院期間が短い傾向にあり、育児の実技を十分身に付けることができないまま退院するケースもあるため、そうした母子のサポートの場としても想定している。
利用方法は、事前に同課の母子健康包括支援センター・ひだまり広場に電話や面談で相談。申請書を提出後、利用日程や利用医療機関、内容調整を経て、実際の利用となる。問合せは、同広場【電話】046・225・2929へ。
産婦健診の補助もスタート
厚木市は、産後2週間と1カ月の時点で行う産婦健康診査の助成と生後60日未満の乳児を対象に行う新生児聴覚検査の助成も開始。
今年4月に行った妊婦健康診査の補助額の増額とあわせて、子育て世帯を妊娠期から切れ目なくサポートすることで、「なるべく早い段階での支援が必要な方へのサポートにつながれば」と同課は話している。問合せは、同広場へ。
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