10月12日までアミューあつぎで『創作人形展』を開催している 山口 和代さん 厚木市宮の里在住
「楽しいから」作り続ける
○…10月12日(火)までアミューあつぎのアートギャラリーで『創作人形展』を開催中。5年前に移り住んだ厚木で初の個展。18世紀末から19世紀初頭のヨーロッパの洋服が好きで、今回もそのテーマを中心に大小30点ほどの人形作品が展示される。顔の土台にも粘土は使わず、針金と綿のみで構成。あとは布のみで作り上げる。「赤毛のアンの世界や日本の明治〜大正期の風俗が大好き」とはにかむ。
○…30年ほど前、たまたま立ち寄ったデパートで創作人形作家の故・平井澄子さんの作品展を見て衝撃を受ける。すぐに平井さんが主宰する教室に入会を申し出るが、大人気でなんと”4年待ち”。それでも招待された作品展などに、平井さんの著書を参考に独学で作った人形を持ち込む。すると熱意に押され、間もなく「助手として手伝ってほしい」と言われ入門。念願の先生のもとに。「今でも作りたいイメージがどんどん湧いてきて、イメージに近づいていく過程が一番気持ちいい」と目を輝かせる。
○…子どものころから創作好きで一つのことに没頭していた。現在は、児童館の指導員を務める一方、人形制作に取り組む。「子どもたちと接すると楽しいし癒される。顔も参考になる」と笑顔。コロナ禍前はヨーロッパを中心に旅行にも出かけた。「今は厚木をすごく気に入っていて、散歩によく出かけるんですよ」と常に楽しそう。
○…周りの声も聴き、自分なりの世界づくりに生かす。しかし「展覧会のたびに満足いかない」とどん欲だ。「今後は特に日本の着物を使った作品にもチャレンジしていきたい。縫っている時楽しいから(笑)」。「作品を見た方が少しでもほっこりしてくれたらうれしい」。「楽しい」が伝わるはず。
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