世界的に取り組まれているSDGs(エスディージーズ/持続可能な開発目標)をより身近に感じてもらうため、厚木市が今年3月26日から導入したアユモ(まちのコイン厚木版)。スタートから半年ほどが経過し、ユーザー数は目標の9割超に達している。
厚木市が導入したアユモは、スマートフォンでアプリをダウンロードして使用する。SDGsにつながる活動をするとコイン(=アユモ)が付与され、それをスポットと呼ばれる飲食店や施設などの加盟店で使用することができる。利用者はSDGsを通じてサービスや特典を受けることができ、店側は来店を促すことができるしくみ。
ユーザー数は1404人
10月13日時点でのアユモのユーザー数は1404人、スポット数は49。直近の12週間で流通したアユモの総量は88万9026となっている。令和3年度のユーザー数の目標は1500人で、9割超まで来ている。市企画政策課の担当者は「緊急事態宣言の影響でイベントが仕掛けられないなか、順調に目標に近づいている。しかし、最近は加入数の伸びも緩やかになってきているほか、同様の事業を展開する小田原市や鎌倉市は厚木市よりもユーザー数がまだまだ多い。より増やして目標を大きくクリアできれば」と今後の展望を語る。
SDGsの市民への浸透度については、今後アユモを通してユーザーアンケートを実施し検証するという。実際には、アユモを利用することが直接SDGsになることや、スポットがコインを付与するためのSDGs体験(エコバッグを持参するなど)を考えることで、「意識は高まっていると思う」と担当者は期待を寄せている。
魅力あるアプリに
現在、アユモでは10月の食品ロス削減月間に合わせて「食べ残し0(ゼロ)チャレンジ」を実施している。注文した料理を残さず食べ切ると100ポイント獲得できるというもの。カフェバーラフォレスタ(妻田北)、ぎゃらりー喫茶なよたけ(中町)の市内2店で10月31日(日)まで実施している。SDGsの推進やユーザー数獲得のために、同課では「今後もキャンペーンやイベントを仕掛けていきたい」と話す。特にイベントに関しては、ユーザー数を増やすチャンスと見ている。8月に予定していた街頭キャンペーンが緊急事態宣言の影響で中止になったこともあり、新型コロナウイルスの流行状況を見ながら11月以降に実施したい意向だ。さらに、現在のユーザーは30〜40代に多いことから、「10〜20代の若い世代にも浸透させていきたい」と意気込んでいる。
同課では「ユーザー、スポットの数を増やして魅力あるアプリにしていくことで、SDGsをより理解してもらえるものにしていきたい」と話す。
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