大法会のようす
毎年多くの人が訪れていた妻田薬師縁日が10月12日、昨年に続きほとんどの行事を中止し、縁日大法会のみを執り行った。
同縁日は、妻田薬師保存会が中心となり開催。２０１７年にはかつて縁日で行われていた「大衆演劇」を地域住民と一緒になり復活させるなど、賑わいも継続していた。しかし昨年はコロナ禍により人気の伝統行事「お目ん玉」や余興ほかを中止。今年も同様となった。
大法会には、関係者ら20人ほどが参列。厳かな雰囲気の中で粛々と儀式が行われた。
同保存会の小島一郎会長は、「妻田薬師は病気平癒や疫病退散の御利益があるとされているので、早期の新型コロナウイルス終息を祈念した。来年は12年に１度の稚児行列の年になり、例年以上に地域を挙げた人出で活気や賑わいが期待できる。すべての行事が滞りなく実現できることを願っている」と話していた。
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