神奈川県は2016年に起きた津久井やまゆり園の事件を受け、県と県議会が策定した「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念を広めようと、民間企業と共同して車いす用のアートスポークカバーを制作した。
本制作は憲章の理念に賛同した企業や団体と連携する事業”♯(ハッシュタグ)リスペクトでつながろうコラボ”の一環。これまでにビール、タオル、マスク、スカーフを作成しており、今回が5弾目となる。
スポークカバーは車いすのドレスアップなどとして使用されるもので、本制作には電動車いすやその関連商品を扱う「ヤマハ発動機(株)」と、障害者の活躍の場を提供する「(株)ヘラルボニー」の2社が県とコラボ。イラストはヘラルボニーとライセンス契約を結ぶアーティスト・GAKU氏(川崎在住)が担当した。
同スポークカバーは県庁内で使用されるほか、ヤマハ発動機が9月24日から販売開始している。
県担当者は「施設や街中で多くの人々に見ていただき、ぜひ憲章に関心をもってほしい」と話す。
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