複数の教室を画面で繋ぎゲームを楽しんだ
愛川町の中津小学校と菅原小学校で12月７日、「中菅ミュージックフェスティバル２０２１」が開催された。コロナ禍における新たな小学校連携の在り方として初開催されたもので、両校の５年生児童がリモートを活用して交流を楽しんだ。
このイベントは、長引くコロナ禍で様々な行事が中止や縮小となるなか、隣接する小学校同士の交流を図るために企画されたもの。
この日は、中津小と菅原小の５年生全クラスがオンラインで繋がり、各クラスの出し物を披露。学校紹介や質問ゲームのほか、クイズでは「○×ゲーム」や「この画像はなに？」「ジェスチャーゲーム」などで盛り上がった。
後半の音楽交流では、各校で収録した合奏の映像を視聴。５年生たちが一つになって練習を重ねてきたゲーム音楽などを独自の演出で映像化し、演奏後は教室に大きな拍手が響いた。
両校の児童は、卒業後に町立愛川東中学校に通うことになるため、最後の振り返りでは児童から「中学校で会えるのが今から楽しみ」との感想があがった。
中津小学校の高山真一校長は「コロナ禍の前にはなかった新しい発想で交流ができて良かった。児童たちが中学校でお互いの共通の思い出としてこのイベントを話題にできたら何よりです」と話す。菅原小学校の中村慎輔校長は「ズームの画面でも違和感なく交流できた。コロナが収まれば直接会うイベントもできると思うが、今回のリモートイベントも貴重なパイロット版になったと思う。これからも色々な形で交流を企画していきたい」と話した。
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