神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

厚木市消防団長に就任した 川田 啓一郎さん 厚木市飯山在住 62歳

公開:2022年4月8日

  • X
  • LINE
  • hatena

地元に根差し、守り固める

 ○…市内8分団をまとめる団長は、一人の会社員だ。普段は物流拠点で働き、大型トラックやフォークリフトを操り、倉庫内で荷物を出し入れしている。仕事中に遠くで黒い煙が上っているのが目に入ると、全身に緊張が走る。長く消防団の現場を担った人だけが分かる感覚だ。これまで5分団(小鮎地区)の分団長を担い、この4年間は副団長を務めた。ここ数年はコロナ禍で恒例の操法大会は叶わず、団の活動には制限が伴っている。それでも市民の安全を守る責任が軽くなる訳ではない。「しっかり考え、頑張ります」と、言葉は短くて重い。

 ○…小鮎小・中学校の卒業生で、小さい頃は小鮎川が遊び場だった。深みで泳いだり、竿を振って鮎を釣ったのが懐かしい。24年前、自治会活動の先輩から「次はお前の番だ」と言われ、この道を歩み始めた。操法の訓練では巻かれたホースを担ぎ、形を崩さずに全力疾走。気をつけも敬礼も、きれいに見えるまで動きを磨いた。市の大会では最優秀賞を獲得、当時のメダルは今も団の詰所に置いてある。「今の仲間たちとの出会いも、消防団活動の賜物。職場の理解があって続けてこられた」と目を細めた。

3人の子を育てながら、休日になると訓練に出かけ、子どもには消防団員としての背中も見せてきた。「お父さん、かっこいい」が励みになった。

 ○…分団長だった頃に、地元の企業で火災が発生した事がある。しかし付近には消火用の水が乏しかった。頭に浮かんだのが小鮎川。すぐにホースを深みのある川底に伸ばし、鎮火につなげた。事前の訓練で地域を歩き、情報を吸収していたからこそ執れた指揮。総勢511人の組織のトップを担っても、足元はさらに深く、地域に根差そうとしている。

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

<PR>

厚木・愛川・清川版の人物風土記最新6

澤本 徹さん

4月1日付けで厚木市立病院の救急センター長に就任した

澤本 徹さん

厚木市七沢出身 52歳

4月19日

横田 和道さん

厚木警察署長に就任した

横田 和道さん

厚木市内在住 59歳

4月12日

野口 昌子さん

40年にわたり高校生に茶華道を指導し今も厚木北高で続ける

野口 昌子さん

厚木市出身 88歳

4月5日

平山 享さん

清川村煤ヶ谷駐在所勤務となった

平山 享さん

清川村煤ヶ谷在住 47歳

3月29日

實吉明子さん

アミューあつぎで刺繍アート展を開催した

實吉明子さん

厚木市中町在住 69歳

3月22日

菅野 学さん

厚木大学の代表として3月24日にトレイルラン大会を企画する

菅野 学さん

厚木市三田南在住 44歳

3月15日

あなたの街の植木屋さん ハロー・ガーデン

土日祝OK!見積り・出張費0円!1本からでも対応します!

樹木葬と家族葬の「ゆかりえ」

小田急線「愛甲石田駅」徒歩すぐ。友引の日は無料相談会開催中。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

厚木・愛川・清川版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook