昨年末まで使われていた旧相川分署(酒井)の壁に向かって、厚木市消防本部の高度救助隊員が削岩機を打ち込んだ。4月28日に行われた倒壊建物救助訓練の様子だ。
隊員たちは山岳や川、湖、高速道路上での救助など様々な現場に駆け付ける。今回のように地震でビルが倒壊するような状況が市内で発生した事はないが、備えは欠かせない。普段はコンクリートの板を使って穴をあける訓練などを行っており、こうした建物を使った訓練は貴重な機会という。隊員たちは熱海市伊豆山の土石流(昨年7月)でも救助に加わり、現場で木造の建物の壁を壊すこともあった。
今回は倒壊した建物に閉じ込められた人を助ける想定で、15人の隊員たが4班に分かれ、ノンストップで壁に立ち向かった。大声で声を掛け合っても機材の轟音で声は聞こえにくい。照明は粉塵を通して白い筋に。こうした特殊な状況下を体感する事も今回の目的だ。酸素濃度もチェックしながら、大型ホースで絶えず空気を入れ替えた。
壁に直径5cmほどの穴があくと、棒のついたカメラで向こう側を確認。エンジンカッターで切れ目を入れた。三角形なのは、他の形より崩れにくく安全に貫通しやすいため。その後は削岩機に持ち替え、太い鉄筋の入った壁を少しずつ掘削。防塵マスクやゴーグルなどで身を固めた隊員たちはあっという間に汗だくになっていた。
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