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謎の土器主役に特別展 あつぎ郷土博物館

文化

掲載号:2022年8月5日号

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上部に小さな穴が並び、用途も諸説ある
上部に小さな穴が並び、用途も諸説ある

 あつぎ郷土博物館が、市内で出土した「有(ゆう)孔鍔付土器(こうつばきどき)」にスポットを当てた特別展を7月下旬から開催している。複数の小さな穴や女性像もあり、用途ははっきりしていない。

 今回の主役は、縄文時代中期に関東や中部地方を中心に作られ、厚木市の林王子遺跡で1973年に発見された土器だ。遺跡は宅地造成の事前調査で見つかり、40軒ほどの住居跡も見つかった。

 とりわけ印象的なのが、側面の人物像だ。女性が手を開いているようにも見え、その上部は複雑な髪型、もしくはかぶり物らしき形があり、女神ではという解釈も。上部の縁のあたりにある小さな穴の数々は何のためなのか、諸説ある。上に皮を張り太鼓にした説、同様の別の土器からヤマブドウの種が見つかったケースがあり酒造道具という説もあり、見る人の想像をかきたてる。この品は様々な博物館の展示に貸し出されており、2009年には大英博物館の「The Power of Dogu」展で展示されたこともある。

 今回の特別展は9月19日(月)まで。同館では縄文イベントも予定している。8月21日(日)は午後2時から講演会「縄文中期の貯蔵と有孔鍔付土器の役割」、8月27日(土)午前10時と午後2時から縄文クッキー作り。いずれも10日前までに同館(【電話】046・225・2515)に申し込み。9月4日(日)には、午前11時と午後1時、3時から「土偶マイム」(観覧先着順)も開催。

館内での縄文太鼓の演奏(7月30日)
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