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森の里地区厚木ぐるっと 投票したい人をサポート 乗合バスを運行

社会

公開:2023年2月10日

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普段車両を利用する高齢者
普段車両を利用する高齢者

 任期満了に伴い2月12日(日)に投開票が行われる厚木市長選挙(5日告示)。厚木市森の里の(一社)厚木ぐるっと(武井主税代表理事)では、投票日の12日に乗合バス「森の里ぐるっと」の臨時便を運行し、投票に行きたい住民のサポートをする。

 同法人は「森の里を住みやすい街、住みたい街にしたい」という想いで活動。交流拠点「ぐるっと広場」や、近隣農地を借り野菜などを安価で販売する「ぐるっと農園」を運営し、2011年10月から市民協働提案事業として「森の里ぐるっと」の運行をスタートした。14年4月の支援期間終了後も自主運営で月・水・金曜日の週3日、乗合バスを運行している。

 これまでにも金曜日の終バス後に愛甲石田駅から森の里まで運行する深夜便(現在はコロナ禍で運休中)や、新型コロナワクチン接種会場へのの送迎などの臨時便を運行してきた。

午前中30分毎に6便

 市長選投票日となる12日の臨時便は、森の里公民館発で午前9時半から正午の間、30分毎に6便運行する。

 スーパー・サンワや森の里郵便局、1〜5丁目各自治会館、ダイヤモンドヒルズにも立ち寄りながら回遊するので、投票のついでに買い物なども可能だという。

 同法人の武井代表理事は、「ワクチン接種の際もそうでしたが、森の里は坂が多く会場の公民館まで高齢者が歩くには遠い地区もある。『行きたいけどいけない。乗合バスを出してもらうことはできないか?』という声が多かったので、運行をしようという話になった。近年市長選でも投票率が下がっているのでサポートしたいという想いもあった」と話す。

地域で街づくり

 「自分たちで何ができるか」を念頭にさまざまな活動を実践する。活動には「地域の皆さんの理解と協力が支えになっている」という。地域一丸で困ったに対応し、街づくりを進めていく。

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