厚木市は、コミュニケーションアプリ「LINE」の市公式アカウントを使ったイベントや講座の予約サービスを6月1日から始めた。これまでは市の専用システムを使って予約を受け付けてきたが、公式アカウント上に予約機能を一元化することで利便性向上などにつなげたい考え。
市の公式LINEアカウントは2020年8月に開設され、現在約3万人の登録者数がいる。市からの情報を自動的に送信するプッシュ型の配信に加え、24年1月には施設検索機能を追加するなど、段階的に機能を拡充してきた。
登録者からは「様々な手続きがLINEでできると便利」という声もあり、市では23年度から講座予約システムのLINE移行を検討してきた。
新システムでは、LINEのトーク画面下部に表示されるメニューから専用画面に進み、講座の検索や予約、予約状況が確認できる。一問一答形式で質問に答えるだけで予約が完了するなど、直感的に操作できるのが特徴という。
7月以降は、予約システムを公式LINEに一本化する。市によると、旧予約システムの登録者は約7千人おり、移行による公式LINEの登録者数増加を期待している。LINEアカウントがなくても、インターネット環境があればLINEと同様の操作で予約が行えるという。
防災機能も拡充
市は今後もLINEの機能拡充を予定しており、6月15日には防災メニューを設定。防災用品のチェックリスト作成や、個々の防災行動計画を決めておく「マイ・タイムライン」の作成機能が利用できる。
市では「市民の利便性向上につながるよう、LINEによる様々なサービス展開を検討したい」と話している。
(問)市広報シティプロモーション課【電話】046・225・2040
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