トレーニングをする土肥選手
海外でプロのサッカー選手になった人が厚木にいる。しかも、会社経営者で、コンサルティングもやっている。そしてアツい…。そんな情報を聞いて出会ったのが、土肥良太さん（27）。昨年までオーストラリアメルボルンのサッカーチームでプロ契約を結び、現在は怪我の治療のために帰国。東京工芸大学の出身だ。
小学校１年生の時にサッカーを始め、４年生の時にプロになりたいという気持ちを抱いた。中学、高校、大学とサッカーを続け、24歳の時、単身オーストラリアに渡った。
サッカーの才能があったかといえば、そうではない。高校時代は万年ベンチ、選抜にも選ばれたことはなかった。「皆、俺より上手かった。でもそいつらはプロにはなっていない。そこの違いは、やるか、やらないか」。
オーストラリアに渡った直後は、アマチュアチームに加入。しかし、昼間はアルバイト、夜は練習では一向に進歩が見込めない。それならば、とスポンサー企業を自身で立ち上げ、会社を従業員に任せられるまでになった。そうして自分はトレーニングに集中することでメルボルンのチームとプロ契約を結んだ。
現在は飯山の大学近くに住み、怪我の治療とトレーニング中。帰国直後には、厚木を盛り上げる面白い企画も立ち上げた。「才能がある人より、才能のない自分が何か成し遂げるほうが人を動かせる」。このアツさ、目が離せない。
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