今を見すえ更なる前進
▽「今の自分があるのは周囲の人たちのおかげ、今の生活が保たれているのは協力してくれた人たちがいたから」と開口一番。テーマは「今を見すえ更なる前進」、スローガンを「いつも心に奉仕の心」を据えた。知人に誘われて入ったライオンズクラブ。入会8年目。会員らはみな経営者。同じ目線で話ができて勉強になると語る。
▽昨年30周年の式典を行った同クラブ。今年も長年続けている「骨髄バンク支援チャリティ」、献血など先輩たちが敷いてくれた奉仕のレールを進めていく。そして今年1月からはじめた発展途上国へ中古眼鏡を届ける「眼鏡リサイクル」事業(すでに1000本以上超え)も続けていく。
▽少し早口な語り口。そこからあふれるのは人情味あるエピソードばかりだ。「厚木は第一のふるさと」ときっぱり。温水第3自治会長も4年務めた。出身は岩手県水沢市。仕事がきっかけで厚木に。以来、根を下ろして35年。営む会社は「ものづくり」のエキスパート集団だ。社員は10人以上増やさない方針。少数精鋭で納得のいく本物の「ものづくり」を実践している。今年6月までは岩手県人会長も務めていた。奥様は秋田の方。息子さん2人共、父の背を見てものづくりの道へ。趣味は盆栽とカメラ。
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