厚木市消防本部(鈴木佐重喜消防長)が1月5日、2017年の救急出動件数が過去最高の1万1612件だったことを発表した。火災件数は16年よりも8件減少した。
同本部によると、昨年搬送された約半数は、軽いけがや急を要しない病気などだったという。本当に救急車を必要としている人や、命にかかわる人への到着時間が遅れる恐れがあるため、同本部では救急車の適正利用を呼び掛けている。反面、命にかかわる症状の場合でも救急車を呼ぶのをためらう人もいるという。大量出血や呼吸困難、吐血、けいれんなどの症状があるときは「迷わず119番通報を」と話している。
救急出動件数は年々増加傾向
救急出動件数は、155件減少した15年を除いて、年々300から500件ほど増加。17年は前年の1万1293件よりも319件多く2・8%増、過去最多を更新した。1日の平均出動件数は31・8件で、45・3分に1回の割合で救急車が出動したことになる。急病や事故などで重傷者が発生した時に、医師が救急車に同乗して救急現場に向かい、救急隊員が医師による直接指導を受けながら現場での迅速で的確な処置を行う『派遣型救急ワークステーション』の出動件数は、前年比17件増の136件だった。
「放火対策万全に」
18年の火災件数は60件で、17年よりも8件減少した。火災種別にみると、建物火災は昨年より4件減少したが24件で最も多く、河川敷の雑草や自動販売機などが燃えたその他の火災が23件、車両火災が11件、林野火災が2件だった。死者は2年連続で0人。負傷者は4人減少し、3人となった。火災件数の減少要因について同担当者は「住宅用火災警報器の普及により、火災に至る前の段階で対処できたのでは」と推測している。
また管内の火災原因は、放火および放火の疑いが最も多い。市消防本部は、「ごみは収集日の決められた時間に出す」「家のまわりに燃えやすいものを置かない」など、近隣とコミュニケーションをとって、地域ぐるみで放火されない環境づくりを呼び掛けている。
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