厚木市内への観光客誘致を支援――。横浜銀行(本店・横浜市西区、川村健一代表取締役頭取)がATMを活用した厚木の観光プロモーションを実施している。ATMを利用すると飯山や七沢の温泉旅館の割引券が請求できる仕組み。同行の県内外のすべてのATMに表示される。2月28日(水)まで。
地方創生の取り組みを推進する横浜銀行が、ATMを活用した観光誘致を厚木市と実施するのは初。これまで県内では伊勢原市、秦野市、山北町が同様の連携を行った実績がある。市観光振興課によると、2016年に同行から申し入れがあり、各方面の調整を経て、市と厚木市観光協会が連携することになったという。
このプロモーションの仕組みは、横浜銀行で一定の取り引きのある人がATMを利用すると、厚木市内の温泉旅館で使える割引クーポン券の請求ボタンが画面上に表示され、請求ボタンを押すとクーポンと市の観光ガイドが利用者の登録住所に郵送されるというもの。
クーポンは宿泊時に500円割り引かれる内容で、七沢温泉で6施設(盛楽苑、福元館、七沢荘、中屋旅館、元湯玉川館、玉翠楼)と飯山温泉で3施設(ふるさとの宿、元湯旅館、アツギ・ミュージアム)で利用できる。郵送代は横浜銀行が、割引分は各施設が負担となる。
市観光振興課の小野間善雄課長は「この機会を通じて厚木の温泉や観光地を知って、訪れていただくきっかけになれば嬉しい」と話した。プロモーション終了後は、横浜銀行から市に実施結果報告も予定されている。
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