5月13日(日)の母の日を前に、市内2軒のカーネーション生産者は繁忙期を迎えている。大貫農園(下津古久)の大貫亘さん(59)と杉山園芸(戸田)の杉山幹夫さん(55)を取材した。
大貫亘さん
父の後を継いで25年の大貫さん=写真右。24品種を4棟のハウスで育てている。例年6月から7月にかけて苗を植え、早稲の品種は9月から出荷に入る。需要が増えるこの時期は、朝5時過ぎから花を切り、束ねて出荷の準備をし、月・水・金曜に行われるせりの前日夕方5時ころに、市場へ納める。
「発色よく育てるには12〜13度の温度維持が決め手。心をこめて育てたカーネーションで、お母さんに日ごろの感謝を伝えてください」と大貫さん。好きな品種は、紅色の「モモカ」だそう。
杉山幹夫さん
「もともと跡を継ぐ気だった」と話す、杉山園芸2代目の杉山さん=同左。25歳からカーネーションの栽培に励む。
寒さが続いた後に気温の高い日が前倒しでやって来た今季は、ハウス内の温度管理に苦労した。摘芯などの手入れを行い、10cmだった苗は170cmにまで成長する。杉山さんは「需要のピークに合わせるのは難しいが、カーネーションをはじめ、とりどりの花でお母さんに感謝の気持ちを伝えるお手伝いになれば」とハウスの中を忙しく動き回る。お気に入りは、ローズピンクの「キルシー」。
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地場産カーネーションのPRと普及を目的に4月23日、厚木市園芸協会花き温室部会が小林常良市長を訪れた。杉山さんは、白の「ムーンライト」を中心に犬を模したアレンジメントを、大貫さんは「パイナップル」や「レオンサルモーネ」などをミックスした花束をそれぞれ用意。
手塩にかけた花を手にした2人は「カーネーションは花色が豊富なので、さまざまに楽しめる。生命力がありどこに飾っても和むので、ぜひ使ってほしい」と話した。小林市長は「一番忙しいときに心配りをいただき、ありがたい。市民の皆さんに見てもらえるよう、庁舎1階の受付け窓口に飾ります」と感謝を述べた。
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