第53回神奈川県看護賞を受賞した 佐藤 克美さん 亀田森の里病院勤務 59歳
常に同じ目線で
○…神奈川県内で保健師、助産師、看護師として顕著な業績をあげた人を表彰する看護賞。厚木市からは唯一の受賞となった。「もっと適任の人がいる中で、まさか私がいただけるとは」と驚きの表情。入院患者の早期社会復帰や、看護師不足解消へ向けた就職相談会の取組などが評価された。
○…医療法人鉄蕉会亀田森の里病院で看護部統括マネージャーを務め、16年目。5年前に認定看護管理者の資格を取得した。看護部のマネジメントの他に、経営学や倫理学も学んだ。「管理者だから偉いわけじゃない。スタッフの不安に耳を傾けて、できるだけ不安を取り除いてあげたい」とやさしい眼差し。「佐藤さんだったら相談できると思ってもらえるように」と続ける。「患者さんも同じ。聞いてもらえて楽になったと言われると嬉しい」と目を輝かせる。
○…川崎市で5人姉妹の末っ子として生まれた。幼少期は、父親の仕事の都合でアメリカと日本で過ごした。15歳のとき祖母が脳梗塞で倒れ、自宅で看ることに。近所の看護師を手伝ううちに看護師を志し、21歳で白衣に袖を通す。その後は、アメリカやキャンプ座間などでさまざまな経験を積んだ。「宗教も国籍も違う人たちが働いていたので、ユニバーサルな考えが身についた」と振り返る。「人間はみな平等。自分が率先して部下と同じ仕事をすることが大切」と、現在のマネジメントにも通じている。
○…長女と2人で毎冬、ヨーロッパを旅するのが楽しみ。ドイツのアウトバーンを運転するという夢を叶えた。また、韓国の友人とメールでやり取りするためにハングルを習得。「自分のやりたいことは勉強だとは思わない」ときっぱり。常に学ぶ意欲を忘れない、周りを明るくする前向きな姿勢が印象的だった。
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4月19日