厚木市は10月20日、横浜市港北区にある複合型商業施設トレッサ横浜で、愛川町・清川村と合同のシティプロモーションを実施した。会場で実施されたアンケート調査の「厚木・愛甲エリアを知っていたか」の問いには、「知っている」が78%、「知らない」が21%だった。
この事業は、秋の行楽シーズンやにぎわい爆発!あつぎ国際大道芸などの一大イベントを前に、厚木市の観光スポットや特産品をPRし、地域の活性化につなげることを目的に行われたもの。主催したのは、厚木・愛甲まちづくり研究会。
厚木市・愛川町・清川村で構成される同研究会は、1997年に3市町村の行政課題に広域的に取り組むために組織された。会長には小林常良厚木市長が就いている。これまで公共施設の相互利用や、住民票の相互交付などを実現してきた。
今回PRが行われたトレッサ横浜は、敷地面積7万1000平方メートル、駐車場2700台、店舗数220店という広大な商業施設。来店者の多くが子育て世代であることから会場に選ばれた。継続的なPRのため、昨年に続き2回目の実施で、会場では地場野菜や特産品の販売、写真や大型ビジョンでの3市町村の紹介が展開された。
来場者に実施されたアンケート調査(回答数173人)では厚木・愛甲エリアの知名度や今後のPR活動に繋がる質問が10項目挙げられた。「行ってみたいと思うか」の問いには「行ってみたい」に87%の回答があり、行ってみたい場所としては、宮ケ瀬ダム、七沢・飯山温泉、丹沢・大山山地、清川道の駅などが多く挙がった。同研究会では「厚木・愛甲エリアを訪れていただくきっかけづくりができた。今後も当エリアにおける交流人口や定住人口の増加と地域の活性化に向けて連携した取り組みを行っていきたい」と話していた。
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