NPO法人障碍者支援センター鮎の風の理事長として障害者の雇用拡大に尽力する 大塚 祐二さん 59歳
目標は「県トップの工賃」
○…一般就労を果たせなかったり、離職せざるを得なくなった人たちが、自立するための技術や知識を習得できるよう支援している鮎の風。現在25人が通い、クリーニング業務、小物製作などを行う。自身が社長の有限会社ハニードライ(三田)で障害のある友人を雇用したのをきっかけに、「働く障害者のために」と施設作業所として鮎の風を自費で開所した。
○…会社では、社員の半数以上が障害者だった時期もある。「どう接すればいいのって、よく聞かれるけど、普通に接すればいい。良いことは良い、悪いことは悪いって」。大手の企業がその取組みを視察に来ることもある。「利益は出なくていいから、社会貢献で障害者を雇いたいって来るけど、利益を出すためにやるからうまくいく」と力強い。
○…熊本生まれ、東京育ち。小学6年の時に座間に転居した。子どもの時から負けず嫌いで「よくケンカもしたね。当時は突っぱってた」と振り返る。父がクリーニング用の石けんメーカーに勤めていた縁で、5年ほど平塚のクリーニング店で修業した。その後、アメリカの和食店で料理を学んだ時期もあり、その経験が今の礎に。「日本人というだけで差別を受けた時代。良い悪いの判断は何なんだろうと考えた時に、自分の中で偏見がなくなっていった」。
○…帰国後27歳で、クリーニング店を開業。工場を愛川、海老名、厚木と移転し事業を拡げていった。経営者の視点が障害者雇用にも生かされ、今の目標は「鮎の風を県トップの工賃を払える施設にする」こと。クリーニングの取次店を始め、現在の約2万円の月給を3、4年で6万円にまで上げる青写真だ。「障害者にも稼ぎたいという声がある。それに応えたい」。年内の開店をめざし突き進む。平塚市在住。
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4月19日