任期満了に伴う厚木市長選挙は2月17日、投開票が行われ、現職の小林常良氏(69)が、新人で元市議の石射正英氏(65)、新人で元県議の佐藤知一氏(49)を破り、4選を果たした。
午後11時過ぎ、中町の事務所に当選確実の報が入ると、大きな拍手の中、小林氏が姿を見せ、支援者とともに万歳で勝利を祝った。小林氏は感謝を述べるとともに、「市民の皆さんに良識あるご判断を頂いた。なお一層、自分を律しながら、真剣に粛々と仕事をさせて頂くということに尽きる」と決意を誓った。
選挙戦を振り返り、小林氏を支えた、選挙対策本部長の小島一郎氏は「最初は自粛条例があって不安だったが、市民の皆さんが、過去の実績を評価してくれ、良識ある判断をしてくれた。実績やこれからの方針を掲げることで、まっすぐな選挙活動ができた」と振り返った。
また、連合後援会会長の大久保盛造氏は「行政経営革新度調査で日本一、子育て環境全国3位など、小林市長の誠実なる実績は、誰にでもできることではない」とし、「市民のために全身全霊でやってきた。その姿勢のまま、取り組んでほしい」と4期目に期待を寄せた。
多選自粛条例「これから考える」
今回の市長選では「多選の是非」に注目が集まった。12年前の市長選で小林氏は、4期目をめざす現職(当時)の多選による弊害を指摘し初当選。その後、市長就任1年目に、任期を3期12年までとする市長多選自粛条例を、自身が提案し制定した経緯がある。小林氏は「この条例の目的は清新で活力ある市政運営」と市民に理解を求め、今回の選挙戦に挑んだ。
当選後、小林氏は「条例を制定した時の気持ちは今でもずっと持っているし、その気持ちを忠実に守ってきた」と話し、今後の条例の扱いについては、廃止や変更も視野に入れつつ「どのようにするのが良いのか、これから考えていきたい」と話した。
また、4期目に向けては、「市総合計画であるあつぎ元気プランを続けていき、(選挙戦で提言した)7つの約束と125の具体政策を進めるために、邁進していきたい」と話した。小林市長の4期目の任期は、あす2月23日から4年間となる。
なお、市長選の投票率は前回より2ポイント低い40・60%。投票者数は7万4831人で、前回より1684人減少した。
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