神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

木造住宅耐震補助金制度 対象拡大で耐震化率向上へ 所有者、親族も申請可能に

社会

公開:2019年4月19日

  • X
  • LINE
  • hatena

 厚木市は今年度から、木造住宅の耐震補助金制度の対象を拡大した。これまでの対象は、建物を所有し居住している人だったが、同居する親族や家主でも、制度を利用できるようになった。市建築指導課では「災害から命を守り、安心して暮らせるように、ぜひ制度を活用してもらいたい」と話す。

 同制度は、旧耐震基準で建築された1981年以前の木造住宅の耐震工事費などを補助する制度。改正などを経て2007年に今の制度となり、一般耐震診断、耐震改修設計、耐震改修工事にそれぞれ補助金を交付している。

 これまでは、制度を利用できる対象者が、建物を所有し居住している人のみだったが、今年度から要件を拡大。【1】1981年以前の旧耐震基準の中古住宅を購入し、これから住む人、【2】親世帯住宅にて同居する1親等の親族、【3】貸家の家主も、制度を活用できることとなった。

 同制度の今年度の予算額は1300万円。補助額はこれまで同様で、耐震診断は全額(上限7万5000円)、耐震改修設計は補強設計費用等の3分の2の額で限度額9万円、耐震改修工事は工事費と監理費の3分の2の額で限度額106万円となる。

 さらに、条件により市が進める他制度との併用も可能で、「要耐震改修空き家取得事業補助金」なら最大90万円、「親元近居・同居住宅改修支援事業補助金」なら最大60万円の補助を受けることができる。

20年度までに95%

 今回、対象を拡大した背景には、市内における木造住宅の耐震化率がある。現在の耐震化率は77・4%。昨年1月1日時点で、市内には1981年以前に建てられた木造住宅が1万1863戸あり、そのうち、8541戸は耐震性のない木造住宅となっている。2016年3月に制定した厚木市耐震改修促進計画では、20年度までに耐震化率95%を目標に掲げているが、昨年度に同制度を活用したのは、耐震診断の3件のみ。同課の担当者は「これまでは、所有かつ居住しているのが条件だったので、申請のハードルが高かったのかもしれない」と分析する。制度の対象を拡大したことで、利用を促進したい考えだ。

 今年度の制度の受付開始は、5月上旬の予定。詳細、問合せは市建築指導課【電話】046・225・2434へ。

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

<PR>

厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6

健康増進に民間の力

清川村

健康増進に民間の力

地域活性化企業人受入れ

4月19日

公共施設2カ所を木質化

厚木市

公共施設2カ所を木質化

間伐材利用の促進を図る

4月19日

新たな歴史をスタート

厚木王子高等学校

新たな歴史をスタート

校章も発表

4月12日

市の支援で運行移管

コミュニティバス「森の里ぐるっと」

市の支援で運行移管

新車両も導入

4月12日

3D都市モデル公開

厚木市

3D都市モデル公開

ハザード情報などを共有

4月5日

指定管理に地元協同組合

清川村

指定管理に地元協同組合

宮ヶ瀬地区公共施設

4月5日

あなたの街の植木屋さん ハロー・ガーデン

土日祝OK!見積り・出張費0円!1本からでも対応します!

樹木葬と家族葬の「ゆかりえ」

小田急線「愛甲石田駅」徒歩すぐ。友引の日は無料相談会開催中。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

厚木・愛川・清川版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook