タウントピックス "地域力"生かした活動を 千津南子ども会が桐本美智子さん招きガラス絵づくり
思い思いのガラス絵を制作した
市内でも加入率が減少している子ども会。多くの子どもの参加を目指し、特色ある活動に取り組む千津南子ども会（中里奈美会長）では1月23日、冬のレクリエーションの一環として同地区在住で美術作家の桐本美智子さんを招いたガラス絵教室が行なわれた。
この催しは、「地域の才能ある方を招き、子どもたちに様々なものを伝えたい」と同子ども会が昨年から企画しているもの。講師の桐本美智子さんは独自のガラス絵を考案し、「毎日新聞新世紀神奈川県の百人」に選ばれるなど、各界から高い評価を得ている美術作家。
当日は同会の子どもと保護者ら約60人が参加し、ガラス絵作りに挑戦。ガラスに下絵を写し、裏側から絵の具で色を付け、樹脂で裏打ち後に紙を貼り、約1時間半で作品は完成した。「楽しい。良くできた。家に飾る」と笑顔の子どもたち。中里会長もその姿を見て「企画してよかった。桐本先生に教えてもらい勉強になった」と話す。最後はみんなで手作りカレーを味わった。
「みんな真面目で一生懸命。教えるのも楽しかった。また機会があればお手伝いしたい」と桐本さん。子ども会の加入者は年々減少しており、市内全小学校で加入率は6割以下。千津南子ども会も同様で、より子どもたちが楽しめる企画に頭を悩ませる。同会では地元自治会の協力もあり、この日も自治会から数人が手伝いに参加している。
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