安藤憲治さん宅(板戸)に5月14日、米国ユタ州にある南ユタ大学の学生たち14人が訪れ、竹を使った花器作りなどを通じて、つかの間の文化交流を楽しんだ。同大学の学生が一家を訪れるのは昨年に続き2回目。
昨年は、うどんやとうふ作りなどが行われたが、憲治さんが「交流の機会に日本の匠の技を感じてほしい」と、今年は竹を使った花器作りに挑戦した。
憲治さんの友人で竹細工をしている加藤久雄さんの指導のもと、学生たちは慣れない手つきで竹を割っていった。同行したマシュースクンビット教授によると「ユタ州では竹を見ることは少ない」ため時折、困惑の表情を浮かべていたものの、ほぼすべての工程を一人ひとりがやり切っていた。
今回が初来日というタイラーキャッシュさん(21歳)は「バンブー(竹)を見たのも初めて。日本のことを知る楽しく貴重な体験ができました」と話した。
花器作りの後には、全員で料理したカレーライスに舌鼓を打った学生たち。その後は高部屋地区の竹林を散策し、夜にはバーベキューをして親睦を深めた。
安藤夫妻とマシュー教授の共通の知人である五瀬伸子さんが、双方を引き合わせた。埼玉県で管理栄養士をしている五瀬さんは3年前、日本で開催された国際栄養士会議の場でマシュー教授と知り合い、「日本の伝統や文化、感謝の心を学生たちにも知ってほしい」という教授の思いを安藤夫妻に伝えた。安藤夫妻はこれを快諾し、昨年から交流がスタートした。
震災から間もない時期の来日となったことについて、マシュー教授は「日本に来ることに心配はまったくなかった。むしろ日本人の皆さんが心配だったので、早く来たかった」と話した。
夏休みを利用して、5月12日に来日した学生たちは、20日間の日程で日本各地を観光し帰国する。憲治さんの妻・雅代さんは「皆には日本のさまざまな所を見てほしい。この交流はまた来年もぜひ続けていきたい」と話した。
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