伊勢原市消防本部(金子義雄消防長)では、夏にさきがけ火の用心を市民に呼びかけている。これからの季節、どのような点に気をつけるべきか。予防課を取材した。
「夏でも火災は起こります」。同課の森屋和則さんは、扇風機の使い始めに起こる火災の危険を指摘する。「昨夏から使っていない扇風機は、モーターの加熱による発火の危険がある」と森屋さん。スイッチを押した後に焦げたにおいや異常を感じたらすぐに止めた方がよいという。
夏に火災は起こりにくいと思われがちだが、過去4年間を見ても、市内では7〜8月に必ず火災が発生している。扇風機の火災以外にも、花火の消し忘れなど、夏特有の火災には注意が必要だ。予防課によると、昨年7・8月に起こった6件の火災のうち2件は蚊取り線香の火が原因とみられている。森屋さんは「お香やアロマポットの消し忘れによる火災にも注意を」と強調する。
消防本部では毎年、夏にさきがけ、防火の呼びかけを市広報などで行うほか、毎月1・19日の「市民防火の日」には、地域の消防団員が火の用心の巡回パトロールを行い、通年で市民に防火を呼びかけている。
森屋さんは「火災警報器の取り付けにももっと関心を持ってほしい」と話す。予防課が昨年12月から今年5月までに市内で行った防災講演会などで集まったおよそ1,700件のアンケート結果によると、5月末までに設置が義務付けられていた住宅用火災警報器をすでに取り付けたと回答した人は67・5%。森屋さんは「警報器を早く設置し、より安全な夏を迎えてほしい」と話している。
問い合わせは同課/【電話】0463(95)2117まで。
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