9/8付で第86代伊勢原警察署長に着任した 廣瀬 豊さん 警視 52歳
市民目線の”おまわりさん”
○…伊勢原署管内を預かる責任の大きい立場だが、近づきがたさや威圧感はない。「警察官ってさ、どの立場であろうと市民のためにどれだけ頑張れるかが大事だと思うんだよね」。親近感のある語り口が印象的。前任の伊勢佐木署で副署長を務め、52歳で伊勢原警察署長に着任した。「任された以上は頑張る。市民目線の職務遂行を全署員に徹底させる」と意気込む。
○…山梨県富士吉田市生まれ。小学生のころは、机に向かう勉強よりも体育が得意な「やんちゃ坊主」だった。野球と柔道にのめり込み、遊び時間は外で友だちと泥だらけになった。地元の高校に進学後は柔道部へ。顧問の先生との出会いがその後を決めた。「力も元気もある。何より人が好きだろ。市民を守る警察官を目指せ」。卒業後、迷わず採用試験を受けた。
○…18歳で神奈川県警に。警察学校時代から思い描く理想像は「交番のおまわりさん」。信頼を背に、老若男女すべての目線に立つことができる警察官だったという。機動隊、生活安全課、警察学校の教官、副署長、そして署長。警察庁に出向したことも。さまざまな立場で地域の安全を守ってきたが「交番勤務が原点」との信念が揺らぐことはなかった。544日間で途絶えた伊勢原署管内の交通死亡事故ゼロにふれ「啓発活動を増やしたい。振り込め詐欺被害にも言えるが、市民に直接呼びかけ続けることが大切」と強調する。署長になっても働く姿勢はあの日描いた「おまわりさん」だ。
○…現在、市内の官舎に暮らす。仕事を離れれば警察官の妻に趣味の料理を家庭で振る舞うことも。「くん製にそば打ち、自分で釣った魚だってさばけるよ」と少し誇らしげだ。「妻はもちろん、仲間や恩師、そして署員の存在も自分の生きる原動力。そのことに感謝して毎日を精一杯やる」。穏やかな表情で誓った。
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