自治会で先行導入 冷蔵庫にもしもの備え 2月15日から救急医療情報キットを無料配布
伊勢原市は2月15日から、救急時の必要な情報を保管する『いせはら救急安心キット』の無料配布を開始した。65歳以上のひとり暮らし高齢者や障害者世帯など約8000世帯が対象で、市では2000本のキットを用意。市役所の介護高齢福祉課、障害福祉課の窓口で受け取ることができる。
このキットは、顔写真・氏名・血液型・持病・服用薬・かかりつけ医などを記入する医療情報シート、保険証の写しなど、医療行為を受ける際に必要な個人情報を記入して保存する高さ22センチほどのプラスチック製の筒型容器。冷蔵庫に保管し、急病や災害時に救急隊員の適切な医療活動につなげるために利用される。
冷蔵庫は、ほとんどの家庭にあり、比較的発見し易いので、全国的にキットの保管場所に指定されている。同封のシールを玄関ドア内側、磁気ステッカーを冷蔵庫に貼り、キットの有無を救助隊員に知らせる。 今回の配布対象は、【1】65歳以上のひとり暮らし高齢者、【2】65歳以上の高齢者のみの世帯、【3】身体障害者手帳1・2級、療育手帳A1・A2、精神障害者保健福祉手帳1級の障害者で、ひとり暮らしまたは障害者のみ世帯、障害者と65歳以上の世帯、【4】ほか市で認めた人。現在、市の65歳以上の高齢者は2万226人で、対象は約6000世帯となる。平成23年に緊急搬送された3993人のうち、約49%にあたる1971人が65歳以上の高齢者だった。
配布場所は、市役所1階の介護高齢福祉課、障害福祉課の窓口。受け取りには利用申込書の提出が必要で、市役所に行けない人は、地区の民生委員や包括支援センターで申請可能。医療情報シートの記載等も手伝ってくれる。
問い合わせは伊勢原市役所/【電話】0463・94・4711福祉総務課まで。
キットは、2008年に東京都港区が全国に先駆け導入。県内でも2010年には横浜市の一部、厚木市、大和市など多くの自治体で配布されている。
市内でも、一昨年前から高森台自治会が自主的に加盟540世帯を対象にキットを試行配布。現在は市内数カ所の自治会で配布されているという。高森台自治会の首藤光廣会長は「高齢者の多い地区。救急搬送時などで一定の効果がありました。しかしながら、自治会単位では厳しい部分もある、市で支援の体制を充実させてほしい」と話す。
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