東日本大震災による甚大な津波被害を受けた、宮城県女川町の小中学生が手がけた巨大絵画が、4月30日(月)まで子ども科学館に展示されている。作品は池端に住む大宮雅智さん(18)が発案、3月に女川町で作ったもの。
縦3・5m、横7・8mのキャンバス中央には、制作に携わった小中学生の顔写真がさまざまな色に塗られて配置。その下には女川の穏やかな海、そして海と写真の間には震災関連の新聞記事を切り取った津波のコラージュが添えられた。背景の黄色は希望、緑は平和を表しているという。
昨年、留学先のニュージーランドで起きた大地震で被災した大宮さんは、東日本大震災の発生後に被災地の子どもを支援しようと決意。昨年5月に家族たちとボランティアグループ「のびのびKds」を立ち上げ、宮城県石巻市や福島県二本松市を訪れ交流キャンプなどを行ってきた。
復興にむけ前を向く子どもたちの姿に感銘を受けた大宮さんは「彼らの声を発信しよう」と絵画の共同制作を決めた。今年3月26日から30日の5日間、母、姉たちと女川町に入り、現地のNPOと協力して作業にあたった。
のべ60人の小中学生によって完成した作品は、世界の子どもたちが平和の絵を描く国際的なプロジェクト「キッズゲルニカ」にも出品。大宮さんは「世界中でより多くの人たちに見てもらいたい」と話している。
作品の展示は子ども科学館の入口で今月30日まで。入場無料。
問い合わせは子ども科学館/【電話】0463・92・3600まで。
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